介護ソフトメーカの中でシェアNo.1のほのぼのNEXTという介護ソフトについて導入するメリットとデメリットをまとめました!
ほのぼのNEXTは業界No.1のシェアということで、下記のことができることは当たり前のため詳しい説明を省きます。
- 全事業種別の請求・記録に対応
- クラウド、大規模ネットワークにも対応
- タブレットの記録が全事業種別対応
こちらは当たり前にできるので、今回はほのぼのNEXTだけのメリット・デメリットに焦点を当てて説明をしていきます。
目次
メリットとデメリット
サクッと内容が分かるようにまとめました。
- LIFEの全加算に対応している
- センサーや他社との連携が強い
- AIの分析が使える
- インターライ方式のアセスメントに唯一対応
- 外国人介護職員に優しい翻訳機能付きタブレット
- 料金が高い
- 居宅にタブレットがない
メリット

令和3年度4月の報酬改定において、厚生労働省へ利用者の情報や計画書等の情報を提出することで算定できる加算が創設されました。
ほのぼのNEXTはLIFEの全ての加算に対応しています。
ほのぼのNEXTでは全事業種別に対応しているため、全ての情報を提出することができます。複数事業種別を運営している施設や法人でも安心して使えるソフトです。
ほのぼのNEXTは数多くのセンサーや他社製品との連携ができます。
連携できるメーカー等 | |
ベッドセンサー | 眠りSCAN 見守りケアシステム M-2 リコーみまもりベッドセンサーシステム ライフリズムナビ+Dr. Vital Beats(バイタルビーツ)など、、、 |
ナースコール | アイホン株式会社 株式会社ケアコム |
訪問介護系 | Team SHUTTLE |
訪問看護系 | iBow(アイボウ) Team |
体温計 | NISSEI 体温計・血圧計・パルスオキシメーター |
私が知る限りでは介護ソフトメーカーでは一番多くのセンサー等と連携することができます。
今施設等で使っているセンサー等を買い換えること無く、ソフトと連携することができるので、費用も安く抑えることができます。
居宅支援事業所で、AIを使った分析をすることができます。
具体的には利用者の状態を分析し今後の状態を予想し約1年後の要介護度まで予想してくれるものです。

「実際に作ったケアプランが、本当に利用者に合っているのか?」
AIが自動で分析をしてくれるので、プランの見直しや新人への教育ツールとして、利用者への説明の際の根拠資料としても使えます。
こうしたサポートセンターの対応は、使っていく上でかなり重要です。請求の期限が迫っていたり、慌ててしまっていても、丁寧に分かりやすく説明してもらえ、真摯に向き合ってくれる姿勢が電話でも伝わるというのは、よほどすごい対応だったんだと思います。
私もサポート対応のレベルで使う製品を買えたりもするので、サポートが手厚い製品が良いという方にはおすすめです。
スマホやタブレットでSiriを使った音声入力ができることは知られていますが、PCで音声入力ができるというのは珍しいです。
介護記録だけでなく、計画書など色々なことに使えるのでおすすめです。
導入事例の動画がありましたので、見てみてください。
余談ですが、私もこの記事はスマホから音声入力から文字を入力しています。
「改行」といえば改行してくれますし、「まる」といえば「。」を入れてくれます。かなりの高精度で入力してくれるので非常に助かっています。(iPhoneありがとう!)
しかしiPhoneだと介護用語はうまく認識されない時がありますし、独特な地名は入りづらいときがあります。「Voice fun」では辞書機能があるので、変換がうまく行かない単語を登録すれば次からはしっかり入力することができるようです。
最近の音声認識の精度はかなり向上しています。キーボード入力より音声入力の方が圧倒的に早いので便利です。
ほのぼのNEXTでは独自の帳票を作ることができます。
県独自の様式であったり、施設独自の計画書やアセスメント表など、色々な様式が作れます。
実際の導入事例を引用します。
書式が自由に作成できるのが大変便利です。元々入っている書式は、現場で使いやすいものと使いにくいものがあります。アセスメントはつい最近作り変えました。使い始めてみて、使いにくかったらまた変えればよい。そういった使い方ができるのはとても良いと思います。
書式の変更に追加費用がかかって、完成するまでにも時間がかかって、といったメーカーもあるようですが、自分で、短時間で、追加費用なしで、できてしまう仕組みは素晴らしいと思います。「この書式にこれが足りない、なんとかならない?」という声があり、やってみたらできた、それの繰り返しでみんなが相談に来ます。日誌、アセスメント、介護計画書、情報提供書、口腔ケアなど様々な書式を自分で変更したり、新たに作ったりしています。
NDソフト公式サイト
システム内で自分でカスタマイズして作ることができてしまうのは驚きです。しかも追加費用が無いというのも驚き。

ほのぼのNEXTはインターライ方式に介護ソフトの中で唯一対応しているソフトです。
インターライ方式とは、特定非営利活動法人インターライ日本が作るアセスメント方式です。以前はMDS方式のアセスメントが作られていましたが時代の経過と共に「より切れ目の無いケアができるように」「多職種連駅がしやすいように」開発された、インターライ方式という新しいアセスメント方式へと変更がされています。
インターライ日本もMDS方式のアセスメント方式について、著作物としての責任を停止し、インターライ方式への移行を求めています。
Care Paletteという施設や通所介護で利用する記録タブレットに、なんと外国語で入力すると日本語に訳してくれる機能がついています!

介護現場の人材確保のため、外国人を採用する施設はかなり増えてきました。外国人職員でも簡単に記録ができますし、翻訳されるので日本語の勉強にも良さそうですね。
デメリット
NDソフト公式サイトには料金について一切記載がありませんが、データビジネスサプライという業務用品を扱うメーカーのサイトに掲載がありましたので引用します。

1月17,082円~で、5年間の契約で総額100万弱の金額でした。
しかもこれはパソコン1台のデイサービスのみの金額です。複数の事業種別、複数台のPCで導入する場合はその分高くなります。
多くの介護ソフトでシステムが小分けにされて購入する形になっており、パソコンの台数によって金額も変わってきます。
こうした介護ソフトは通常補助金等を活用して導入するのですが、ほのぼのNEXTはIT導入補助金の対象になっています。
補助金については下の記事で解説していますので、気になる方は読んでみてください。

カイポケ、ワイズマンなど他社にはある機能ですが、ほのぼのNEXTの居宅にはタブレットやスマホがありません。
ケアプラン作成や記録の入力は事務所に戻ってパソコンから入力するか、クラウドタイプならノートパソコンを持ち歩いて外でWi-Fiを使って入力する形になります。
ほのぼのNEXTが向いているのはどんな事業所?
ほのぼのNEXTが向いている事業所は
・複数の事業種別を運営している
・独自の帳票を作りたい施設
・大規模で複数拠点運営している
・最新の介護システムを使いたい施設
です。
全事業種別のLIFEに対応しているので加算の取得も問題なくできますし、記録も全事業種別でできます。
介護ソフトメーカーによっては弱い分野があったりするものですが、ほのぼのNEXTにはそういった部分が見られません。
ほのぼのNEXTが向いていないのはどんな事業所?
ほのぼのNEXTが向いていない事業所は
・小規模の事業所
・居宅でタブレットを使いたい事業所
ソフト自体が比較的高価なため小規模の事業所にはおすすめしません。まずは安いソフトを導入し、収益が伸びてきてからこうした介護ソフトの検討をおすすめします。
居宅ではタブレットがないのでタブレットを使いたい事業所にはおすすめはしないです。ノートPCを持ち運べばできますが、重く荷物にもなります。
介護ソフトの資料請求はこちら
介護ソフトはカイポケ以外にもたくさんの介護ソフトがあります。
たくさんある介護ソフトの中から、あなたに合っている介護ソフトを選ぶには、色々な介護ソフトを知る必要があります。
介護ソフトナビでは、多くの介護ソフトからまとめて資料請求が可能になっています。介護ソフトを検討している方はまずは資料請求をするところから始めてみてください。